伊豆在住ライター小林ノリコの伊豆グルメ情報+∞ (仮)

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少しの悪気もなく予約時間を守らない客

鍼灸マッサージの先生から聞いた話なんだけど、予約の時間を守らない年配者が多くて、ほとほと困っているのだと言う。

 

ここ最近の話じゃなくて、昔からの話。

しかも悪気が全くないので、さらにたちが悪い。待たせた相手が何で怒ったのかわかっていないのか、はたまた開き直っちゃってるのか。予約時間をブッちぎった当の本人はケロッとしている。

 

かくいう鍼灸の先生も初老と言える年齢なんだけど、約束した時間はきちんと守りたい性分(仕事だから当たり前だよね)。2度までは許すが、待たされたら帰るし、二度と施術もしないという主義なんだそうだ。

 

「だってさあ、小林さん。出張(施術)を希望するお客さんって、たいてい、こんな人ばっかしなんだよ?」

 

と、お嘆きである。「みなさん、先生のゴッドハンドを求めておられるんですから、そんなことおっしゃらずに」と言ってはみたものの、話を聞くにつけ、「そりゃあ、デスノートに書きたいですね!」と言わざるを得ない、トンデモなお客さんばかりで驚いた。

 

ある日、先生が言われた時間通りに出張マッサージへ行くと、依頼してきた本人が玄関先にひょっこり顔を出して、

「おっ、先生!ちょっと待ってて!風呂に行ってくるわ!」

そして30分以上戻ってこない年配の男性。風呂に入った後にマッサージ受けたいんだと。なぜ来る前に済ませておかないのか。

 

そして別のお客さん。30分以上待たされたので、もう帰ろうと思ったら、お客さんがようやく帰宅。

「待たしちゃって悪りぃねえ。買い物行ってたんだわ」

だってさ。あ、いちおう悪いことしちゃったって思ってるんだ。ていうか、何で来客があるってわかってるのに外出するかねえ……?

 

「え、呼んだっけ?」「今日か!すっかり忘れてた!」(←予約したことすら忘れてる)っていう人も多い。なぜか、そういった顧客のほとんどが「紹介」だから断りにくくて仕方ないが、もう最近ではきっぱり断っている。

 

あんまり羅列しすぎるとお店が判明しちゃうんで、例を出すのはこのくらいにしておく。驚くことに、そういう“地雷”なお客さんたちのほとんどが、静岡県内のとある地域に集中しているのだとか。

その地域の名前を聞いてみると、先祖代々住まわれている方が多い土地なので、なるほどな(含み)……と思った次第。

 

じゃあ若い人はきちんと予約時間を守るのか、って言えばそうでもない。

 

若い女性の顧客が多い某コンサルの先生とも、同じような話になった。

「地元の人って、道が混んでました!って言えば通用すると思ってるのね。初めて来る人じゃ仕方ないけど、地元の人だったら、この道路は慢性的に混んでるって知ってるでしょ。じゃあ、なんで早く出ないんですか?って話だよ」

 遅刻する人のほとんどが、道路の渋滞を言い訳にするのだとか。こちらの先生は、どんな理由であれ10分以上遅れたらこちらからキャンセルさせてもらう、とのこと。

 

 

少しばかり早く着くことは悪いことじゃない。10分ほど早めに着いて待っているぐらいが丁度良い。

 

「客の立場だからいいのだ」という気持ちになっていないだろうか。

予約時間を守らないのは、相手の時間だけでなく、あなたの後の時間に予約をしているお客さんの時間も泥棒してるということ。

 

それに、フリーランスで仕事をしている人や個人でお店を経営している人は、予約客がひとりドタキャンすると、一日の売上全体に関わってくる。 お店の人からすると、ドタキャン客は単なる営業妨害でしかないのだ。(※命に関わる緊急事態は除く)

 

いくらプライベートの予約ごとでも、約束の時間はしっかり守りたいものだ(と、かつて遅刻常習犯だったワテクシが言ってみた)。