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伊豆在住ライター小林ノリコの伊豆グルメ情報+∞ (仮)

毎週火・木曜更新。 covanonwriting.themedia.jp/

TOKYO WORK DESIGN WEEKでの収穫

先日、TOKYO WORK DESIGN WEEKの11月23日のチケットが当たったので、渋谷ヒカリエまで行ってきました。

お目当ては米田智彦さん(ライフハッカー日本版編集長)、伊藤洋志さん(ナリワイ)、馬場未織さん(南房総リパブリック)のトーク「多拠点のライフデザイン」

 

いろいろと楽しい話が聞けたのですが、なかでも「おおっ!」と思わず膝を打ったのが

「その土地に骨を埋めるか埋めないかを尋ねると、人は逃げていく」

というお話。

 

「モンゴル武者修行ツアー」「全国床張り協会」など、思わず参加したくなっちゃうような、ユニーク極まりない企画を実践されてきた伊藤さん(彼のキャラクターがサイコーに面白くて味がある!)。しかし意外なことに、出身地である香川県では、そういった企画をあまりやりたくないのだそうです。

 

「地元だからこそ、思い切ったことができない」

 

ああっ!わかるぅぅぅぅ! 

 

「○○さん家の息子さん、いい年してあんな変なことやって…」

「まったく、な~に言ってんだか。○○さんの息子さん、小さい頃は○○だったのに」

 

はい。ねっ!言われるでしょう?

それがたとえ良い事であっても、突飛なことを田舎でやると、ご近所からこういう目を向けられるんですよ。これだから思い切ったことができないんです。私もさんざん、高校生の頃言われましたね!

 

「そんなこと気にしなければいい」という人もおられるでしょうが、これがねえ……文化系のデリケートなハートにはけっこう堪えますしね。親はずっと地元に住んでいるんですよ。これから死ぬまで住むんです。自分のやりたいこと(地元の人からすると奇行に等しい)が発端で、肩身の狭い思いさせられないでしょう。

それに歳を取ると、ご近所付きあいなんかの、やっかいなしがらみなんかが出てきますからね。

 

「なぜ、他県でそんなに楽しい地域おこしをやっていて、地元でやらないの?」

とおっしゃいますが、伊藤さんのような超ブッ飛んだ地域おこし企画をやるためには、それはほんっと、無理な話です。

B級グルメみたいなご当地名物とか、ゆるキャラとかに頼るんだったら、また別の話ですけど。

生まれてから今までずっと地元に住んできた人が、地元で超画期的な地域おこしをやっていて、さらに結果を出してる人は、本当にスゴいと思います。マジで尊敬しますよ。

 

 ということで、「この土地に骨を埋める覚悟のある人でなければ、本当の地域おこしはできない!」というのは幻想です。

この類いの質問をやめない限り、地域おこしの起爆剤になりうる人材は逃げて行きます。お疑いの方は、一度試しに移住者の方へ、そう尋ねてみてください。

 

かくいう私も、実は「熱海」が地元ではありません。住んでいる場所は別の街です。

熱海はクリエイターや芸術家の多いところで、柔軟な考えの若い人が多く、とても懐の深い地域です。首都圏へ移動もしやすいですし、歴史もあります。私はそこが好きになり、仕事の拠点を熱海にすることにしました。

ですから、仕事が軌道に乗ったあかつきには、熱海に最初の事務所を構えたいと思っています。

 

 

もっと肩の力を抜いて、地域おこしをしませんか?