伊豆在住ライター小林ノリコの伊豆グルメ情報+∞ (仮)

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思い切って自家用車を1台に減らしてよかったこと

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自家用車を1台にしてから、もう4~5年経つ。

もともと私と主人が、結婚前から自分用の普通車を1台ずつ持っていたので、結婚後もそれをそのまま使っていた。

その後、義母の持病が重くなってしまうなど様々な事が重なり、急遽、義父母と同居することになった。自宅の駐車スペースには普通車2台と義父の仕事用のバン1台を置くことはできないし、ほかに駐車場を借りると余計な出費ができる。

そこで、思い切って私の車を売り、夫婦で1台の車を使うことにした。

 

田舎は車がないと移動もままならない。

駅が遠くバス停自体が最寄りにないという地域もある。いわば生活必需品になっているので、家族の人数分の自家用車を持っているという家も少なくない。

家族の人数分の自家用車があると、そりゃあ、めちゃくちゃ便利だ。田舎の人にしてみれば、車なんてチャリンコと同じようなもの。行きたい時にサッと出かけてサッと帰って来れる。1キロもない距離にあるスーパーまで車で乗り付けるし。夏はエアコン効いてるし、冬だって寒くない。恐ろしい夜の田舎道を、ブルブルおびえながら歩いて帰らなくてもいい。

 

だけど、車にかかる莫大な経費(ガソリン代、車検、保険、メンテナンス・タイヤ交換費用など)のことを考えると頭が痛い。ほんと馬鹿にならない金額になってしまう。これで何回Gロッソやライヴに行けるか考えて……ゲホンゴホン!いや失敬、何でもない(汗)。

 

さてさて、車を1台にする前に、私たち夫婦の毎日の行動を書き出してみた。

●主人は会社へ出ているので、昼間は車を使わない

●私も、自宅で仕事をするときは車を使わない

●仕事へ出かける場所の方向がだいたい同じ

●私の仕事のやり方次第で、主人の終業時刻に間に合わせることができる

●夫婦の趣味がだいたい同じ(余暇の使い方も似ている)

書き出してみると、どちらかの車が稼働していない時間がかなりあることに気付いた。

義母の通院は、具合が極端に悪くない限り、病院の送迎車に乗ることが出来る。もし主人を迎えに行けなければ、先に帰宅している義父にお願いする。

また、駅まで行く最寄りのバス停が割と近いなど、わりと周囲の交通事情に恵まれていることもあって、一週間程度の試用期間(うまく回るかどうかの実験)を経て、ついに1台にすることになった。

 

多少の不便はあったけど、金銭的にずいぶん楽になった上に、その他のいいことがその倍以上も多かった。すべては、家族の助け合いがあってこそなのだけど。

●弁当作りに加えて夕飯の下ごしらえや掃除をしなければならないので、すごく早起きになった。

●時間通りに出発するため、早めの行動を取るようになった(忘れ物も減った)。

●1日の段取りに加えて、1週間の段取りを考えるようになった。

●早く終われるように原稿執筆のやり方を工夫。なにしろ仕事中の集中力が増した。

●送迎は会社の前まで行くので、主人の会社の同僚や上司の顔がわかる。

●送迎を担っているので、体調管理に気を配るようになった。

●夫婦間・親子間でマメに互いのスケジュールを確認するようになった。

●市街地に出かけるときは、乗る人数と駐車料金のことを考えるようになった。少しの用事なら自家用車、1日出かけるならバスと電車。

 ●“ついで”を考えるようになった。

義父母の夕食時間が、私たちの帰宅時間よりもすごく早いので、夕食を朝にすべて用意していくこともある。すべてを“巻き(先取り)”でやっていくため、最初のうちは息切れしてしまうこともあったけど、今はもう慣れたものだ。

私は超が付くほどの「ぐうたら嫁」(たぶん今もそうだけど)。

ただ、義父母にしわ寄せが行くのが嫌なのと、自分の時間を確保したいという欲求、そして「節約」という言葉が付いただけで俄然やる気になり、悪い癖がずいぶん解消されたと思う(たまに寝坊するけど)。

 

今ある便利なものを手放すのは、すごくキツいし、相当の覚悟と思い切りが必要。たぶん、それをひとりで乗り越えるのは無理だ。でも、家族や夫婦で協力しあえば、本来の目的以外の大きな収穫まで得ることができる。

愛車を1台泣く泣く手放したけど、私にとっては得がたいものがたくさん手に入った。人生でベスト10に入るくらい本当に良い出来事だった。