伊豆在住ライター小林ノリコの伊豆グルメ情報+∞ (仮)

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地元ライターは「ひとり三役」が常識

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静岡県内の雑誌・書籍の制作現場は、編集者とライターの仕事の住み分けが非常に曖昧なので、

「それは編集者(部)の仕事だろうがああああ!」

と叫びたくなることが多々あります。
必要とあらば、ロケハンや下見を自腹で勝手にやってしまう私(当然ロケハンの予算なんか組むところなんてナイ!)。悲しいかな、私のかつての編集者経験がここに生きてくるわけです。


カメラはフリーランスになってから始めました。今までの飲食店取材のほとんどは、自分で撮影しています。(写真サンプルはGoogle+で公開中。ホームページにリンクが貼ってあります)


カメラマンさんと組めば、私がインタビューをしている間に写真を撮ってもらえるので、短時間で取材を終えることができます。それから、「湯気をが出ているところを押さえて!」とか「シズル感を出して」などのお願いにも応えてくださるし、かつプロフェッショナルな仕上がりが期待できます。
しかし、ひとり二役をやっていると、インタビューと写真撮影が別々なので、倍の時間がかかってしまうのです。取材先の方には、本当に申し訳ない……。

私はプロカメラマンにお願いするのをお勧めしてますが、やはり予算の都合で「かじったことあるなら、よろしくね!」に、なっちゃうわけです。
それでも10年間「ひとり三役」で続けてこられたのは、ひとえに皆様のご協力の賜物でございます。
 
ひとり三役をこなさなければならないこと。そして、編集者とライターの境目が曖昧になってしまった原因は、当然、予算の問題もあるけど、やはり「人手が足りない」ってことが大きいんじゃないかな。地元で活動しているフリーランスのクリエイターが少なすぎるから、ひとりが何役もやらなきゃならないのです。

昨今では、「デザインもできるとなお良し」になってきているようです。しかし「ひとり四役」とまで行ってしまうと、いかがなものなんでしょう? ひとりで仕事を抱え込んでしまうと、フリーランサーさんが仕事に振り回される羽目になりますよね。きっと疲弊しちゃうよ……。それで本当にいいものができるのかなって思うし。フリーランスのクリエイターが活躍できる場が少なくなっちゃうかもしれない。

これはもう、地元フリーランサー同士の「ワークシェアリングのようなものを考えたほうがいいかもしれません。


Uターン帰郷してフリーランサーになった10年前は、「ところ変わればやり方も変わる」だと思っていたので、大変だったけど、甘んじて受け入れるしかなかったんですよね。これで良いのか悪いのかさえわからない。このシステムで長いあいだ回っているので、媒体側が「今さら変えられない」っていうのもあるかもしれないです。 
 いや、でも、フリーランスのクリエイターのワークシェアリングは考えたほうがいいと思う。真剣に。


そんなこんなで、静岡県の媒体とお仕事をされるフリーランスのライターさん・編集者さんは、自分がやる仕事の範囲を、媒体側と細かいところまですり合わせておいたほうがいいかもしれません。転ばぬ先の杖です。