アリかナシか!? 静岡空港から伊豆・修善寺までヘリで【富裕層】を運ぶ
伊豆誘客へ ヘリ実証運航 ターゲットは富裕層 - YouTube
Yahoo!ニュース - <レジャー>ヘリから富士眺め「快適」 静岡空港修善寺間−五輪へ、実現に意欲−伊豆市 (伊豆新聞)
伊豆市では、富士山静岡空港利用促進協議会と連携し、ヘリコプターで修善寺(発着場所は『虹の郷』)と静岡空港を結ぶ計画がある。先日、その実証運航が行われたそうだ。
観光で来日した富裕層が、プライベート飛行を利用して東京から伊豆まで来たという事例は、過去に何件かあったらしい。東京五輪開催前後に増えるであろう「国内外の富裕層の開拓と静岡空港の利用拡大」を狙っての試みだ。
昔、某・世界的なアーティストが来日して、突然「富士山見たいから、今からプライベート・ジェットで行きたい」って言って、レコード会社さんやイベンターさんが困り果てて右往左往した、って話を聞いたことがある(どうなったかは知らないけれど)。
そういう時に便利だよなあ…と思ったけど、ワガママかつ豪快なお金の使い方するセレブリティって、もうずいぶん少なくなったもんね。こういったバブリッシュな発想は、やっぱり新興国の富裕層あたりに多いのかしら。
日本は航空法など飛行に関する法律が厳しいと聞く。だからビジネスジェットなど空のインフラがなかなか発達しなかったのだろう。そんな中、伊豆市(修善寺)はホントに思い切ったことしたと思う。
値段は張るけど移動時間が大幅に短縮できるし、上空から富士山や伊豆半島の雄大な景色を楽しんでもらうことができて、とても便利かもしれない。これから「観光ヘリを盛り込んだ宿泊プラン」を作るらしいし。
平成25年の富士山静岡空港・国際線利用客は173,461人。2020年までに「静岡空港の下に新幹線駅を作る」って知事は言ってるけど、それまでに、就航する国や国内の空港、利用客などを増やさないといけないだろうし。2020年の東京五輪までに世界がどう変わるかわからない。まだまだ、問題は山積みだ。
観光客減少の原因はインフラにある、という考え方はともかく、新しくインフラの選択肢を増やしたということはすごいと思う。これが成功して前例になり、全国に広がっていけば、観光だけでなくビジネスにも応用できるようになるかもしれない。
これはちょっと、しばらく見守っていきたい試みだ。