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伊豆在住ライター小林ノリコの伊豆グルメ情報+∞ (仮)

毎週火・木曜更新。 covanonwriting.themedia.jp/

ボイメン・小林豊さんの活躍に見つけた、5つのブランディング手法

働き方 メディア業界

今朝、テレビ朝日のワイドショー番組『グッド!モーニング』で、名古屋を拠点に活動しているグループ「ボーイズ・アンド・メン」(通称ボイメン)のメンバー、小林豊さんの活動が紹介されていました。

恋するスイーツレシピ 3 ~君が恋に落ちる一つの方法~  (CD+DVD+グッズ) (数量限定生産盤)

元パティシエの経験があり、製菓衛生師免許を持っているという小林さん。

仮面ライダー鎧武』に出演していたときから、お菓子作りの腕前を知っていたのですが、そのスイーツの完成度の高さを見て、毎度「こりゃスゴイな~!」と思っていたのです。

 

クックパッドに公式アカウントを作ったと思ったら、あれよあれよという間に「スイーツ男子(作る方)」を代表する俳優・タレントとして話題に。

 

小林くんが歌って踊りながらスイーツを作るという、度肝を抜く新感覚コンテンツ「恋するスイーツレシピ~君が恋に落ちる一つの方法~」。そしてそれに連動したレシピ集(3冊も出てるんかい!)を出し、パセラにそのコラボカフェがオープン。

さらにお料理グッズ(第一弾は彼の手形で作ったミトンですよ!)を発売するなど、すさまじい速度で“ゆーちゃむブランド”がグイグイ急上昇しているのですよ。※「ゆーちゃむ」とは小林さんの愛称です

 

鎧武の放送終了から1年も経たないうちにこの成果。ただの特ヲタの私がビックリしてるんだから、たぶんそれ以上に、ご本人もワケわかんないくらいビックリされてるんじゃないかな……。

 そういえば、本格的な料理でここまでガチなビジネスを展開できる、若手俳優さんって最近いたかしら。速水もこみちさん以来のような気がします。

 

上手いなぁ、と感心するのは、そのブランディングとビジネスの手法。小林さんやボイメンの活動には、ブランディングのお手本となるような手法が見受けられます。そのいくつかを、私が見つけた範囲でまとめてみました。

 

両極端かつ意外性のあるキーワード同士を組み合わせて、新しい価値観を作り出す。

これはよく知られたブランディングの手法です。

そもそも「スイーツ男子」がすでに“新しい価値観”ですからね。しかも、単なるスイーツ好きとか食べる方じゃなくて「作る方」。

ニヒルで俺様キャラの「駆紋戒斗」と愛されキャラの「小林豊」。そして「仮面ライダー出身俳優」と「元パティシエ」というギャップのあるキーワード。

それから、『恋するスイーツレシピ』の「歌って踊る」「スイーツを作る」という2つのキーワードも、とてもギャップがあります。これだけでも「どんな人なんだろう?」と興味を持ってもらえますよね。

 

「名古屋が拠点」という地域密着性があること。

これは所属グループ・ボイメンにも言えるんですが、競争の激しい場所でなく、ニッチな場所を狙うという手法を踏まえています。小林さんやボイメンのコラボ商品が「名古屋でしか買えない!」となれば、全国にいるファンが名古屋へ来るでしょう。地元の人も応援したくなるでしょうし、地域への貢献にもなりますよね。

 

コラボ商品・オリジナル商品を作って利益を出す。

若手俳優さんのイベントへ行くと、物販にはブロマイドやポスター、「一緒にポラロイドを取れる券」などといった「写真系」のものが多いです。ロック・バンドのライヴの物販のような、豊富なマーチャンダイズ商品がほとんどありません。

でも、ほかの企業とコラボレーションしたグッズやお菓子があれば、お客さんもお土産にしやすいし、事務所側も物販で売り上げを出すことができます。

 

鉄は熱いうちに打て。

仮面ライダー鎧武』に駆紋戒斗/仮面ライダーバロン役で出演していたとき、彼は現場に手作りのスイーツを持参していたり、鎧武公式サイトに「ゆたcafe」なるコーナーで番組にちなんだスイーツを作ったりしていました。

仮面ライダー」という非常に人気の高い番組のレギュラーというチャンスを掴んだことで安心せず、番組終了を見据えて(か、どうかは憶測ですが)もう次の一手を打っていたわけです。

 

SNSやインターネットメディアを駆使し、ローコストで手間のかからない宣伝を展開

これも最近のタレントさんでよく使われる手法ですが、SNSで宣伝・拡散し、ファンのつぶやきやリプライをリツイート。それをファンがリツイート(以下ループ)。いつのまにかSNSが宣伝・営業をしてくれます。たくさんのリツイートが何度もタイムラインに流れてくると、「売れてるんだ?」「今見ておかなきゃヤバイ?」「名古屋へいったほうがいいのかしら」と思っちゃいますよね(笑)。

クックパッドに目をつけたという所もナイス・アイディア。「仮面ライダー鎧武」を観ている子どもを持つお母さん、主婦やお料理好きの女性は大抵、クックパッドを利用してますものね。それから、「恋レピ」動画をYOUTUBEで公開しているのも、ちょっとした利益を生んでいます。

 

小林さん本人だけでなく、所属事務所の努力は大変なものだと思います。もしも、小林さんがこの素晴らしい特技を封印し、俳優活動だけに専念していたら、正直言って、ここまでたくさんのメディアに取り上げられなかったかもしれません。

 ここまでさんざん「ブランディング手法がすごい」とか言っておきながら何ですが……手法よりも日々一生懸命活動している小林さんやボイメンのメンバーたちの姿が、お客さんを惹きつける最大の要素のように思います。

売りたいものそのものに魅力がなければ、お客様は集まりませんからね。これからも今まで以上に、多くのメディアで活躍して欲しいものです。

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