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伊豆在住ライター小林ノリコの伊豆グルメ情報+∞ (仮)

毎週火・木曜更新。 covanonwriting.themedia.jp/

柿田川公園・柿田川湧水群は三島市にありません。旅行ガイドブック制作の方と地元観光協会にお伝えしたいこと

過日、とある旅行ガイドブックのツイッターアカウントで、静岡県駿東郡清水町にある柿田川公園三島市にある柿田川公園の〜」と写真入りで紹介されていました。

人気のガイドブックのアカウントで故郷の名所を紹介して頂くことはとても有り難いことなのですが、正直言うと、すごくショックでした。

速攻でそのアカウントに、「柿田川公園および柿田川湧水群は三島市ではなく、駿東郡清水町にあります」とリプした次第。後日リプで訂正してくださったんですが、ねちっこいクレーマーだと思われていたら嫌だなぁとちょっぴり後悔……同様に指摘されている方がもう一人いらして、ちょっと心強かったけれど。

 

ツイッターなんだし細かいこと言うなよ。訂正すりゃいいんでしょ?」「清水町に鉄道の駅がないから、便宜上そう書いたのでしょう?」と、おっしゃる方もおられるでしょう。

 

そうじゃないんです。

それとコレとは意味が違うんです。

 

三島市沼津市という大きな市に挟まれた小さな田舎町にとって、柿田川は数少ない観光資源のひとつです。長い年月をかけて、町民みんなで一生懸命守り育ててきた大事な宝物。その気持ちを汲んでもらいたかったのです。

 

別に私、特別に郷土愛が強いわけじゃないんですよ。

 

そもそも、「故郷Shine!」「一生戻ってくるもんか!」と思って都会へ出て行った身なんですから。だからあのツイートを見て、こんなに悲しい気持ちになるとは思ってもみませんでしたよ。自分でもビックリです、ホント。

旅行ガイドを作っている媒体さん、記者さん、それから観光地を紹介してくださるブロガーさんには重ねてお願いしたい。あなたたちが紹介しているその観光資源は、昨日今日で勝手にポッと出現したものではないのです。

観光資源にかけられているのは、町民からの税金だけではありません。いろんな形で地元の「人の手」がかからなければ、観光客のみなさんに来ていただく事も、目に触れることもできなかったはずなんだよね。

地元に生きるたくさんの人たちの手にバトンが渡されて、何十年も手をかけ、管理し、育ててきたもの。その人達がいなければ、その観光資源は今日ここに存在しなかったかもしれない。陰日向になって守ってきた人達の想いがあるんです。

だから、それを頭の片隅に置いて記事を作って欲しいし、せめて基本的な情報ぐらいは確認して出して欲しい。かくいう私も同業ですので、今後も気を引き締めて記事を書いていこうと思っています。

 

ていうかこの一件で、町のアピール不足も原因の一つなんじゃないかっていう疑問が、私の気持ちの中に刻まれてしまったわけで……。

観光協会さんも一生懸命やっているんだろうと思うけど、その効果というか結果がイマイチ見えてこない。せっかく古墳とか城址とかあるのになあ……活かしきれてないんですよね。

 

小学生の頃、柿田川湧水群の生き物を観察したり川辺を掃除したりして、街中に残る奇跡のような自然や、町の貴重な観光資源を大事にする教育を(強制的に)受けてきたんですよ。それはすごく良い教育だったと思っています。だから「故郷Shine!」って思ってても、柿田川に対する愛情は心のどこかにあるわけです。だから、故郷とは完全に決別できない。

 

そう教育したのは町でしょう? 

その町が背中見せないでどうすんの、って話ですよ 。  

 

三島市沼津市にはさまれているから町おこし、諦めちゃうんですか?

三島市沼津市の知名度の高さに便乗すればいい、とでも?

 

「清水町出身です」と言うと今でも

エスパルスのホームタウンですよね」

ちびまる子ちゃんの出身地ですよね」

って清水市と間違われちゃうくらい知名度低いんですよ。静岡市清水市が合併した後だっていうのに。このままでは永遠に「通過されちゃう町」です(いまこの状態だったらずっとそれでいいつもりなのかな?)。媒体さんに「三島市にある柿田川公園は〜」なんて書かれちゃうのも仕方ないね。そのうちに頼朝・義経の対面石もガイドブックに「沼津市にある対面石は〜」って書かれるな、うん。

 

今まで「三島市沼津市の間にある駿東郡清水町という町の出身です」と長々説明するのが面倒臭くて、「三島市出身です」と言ってしまう事も多々ありました。でもね、これからは面倒臭くても、ちゃんと「駿東郡清水町出身です」って言うことにします。

 

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