伊豆在住ライター小林ノリコの伊豆グルメ情報+∞ (仮)

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静岡県東部・伊豆でローカルメディアの広報力を活用したいと考えている人へ

先日、ヒビノケイコさんのブログに「ローカルメディアを活用して、自分がやっている仕事を周囲の人たちに知ってもらおう」という内容の記事がありました。

※詳しくは下記のリンクから、ヒビノさんのブログ「ヒビノケイコの日々。人生は自分でデザインする」をご覧ください。

hibinokeiko.blog.jp

 ヒビノさんが書かれていた通り、自分のやっている仕事をもっと多くの地元の人に知ってもらいたいのなら、ローカルメディアに出てみることもひとつの方法だと思います。(※ここで言う「ローカルメディア」とは、地元のテレビ・ラジオ・新聞・雑誌・書籍のこと。広告宣伝料金を払わずに掲載してもらえる無料掲載の媒体のことです)

静岡県東部・伊豆地区の自営業やフリーランスの方々も、こういったメディアをどんどん活用してみてはいかがでしょうか。もちろん静岡県内のローカルメディアも、いつでもネタを求めていますから、「載りたい」「紹介して欲しい」と思う媒体へ情報を送ってみてください。

 

とは言え、Uターン・Iターンしてきたばかりの人は、まだ地元の人たちとのつながりもありませんし、地元にどんなメディアがあるのかすらわからない状態ですよね。静岡県内のローカルメディアは少ないので、ネットで検索したり書店へ行けば割と簡単に見つかります。紹介者がいなくても、番組や新聞社の公式サイトからメールを出してみるなど、情報を送る手段はたくさんあります。

 

そもそも

「広告宣伝費を払わなくても記事にしてくれたり情報を流してくれるローカルの媒体がある」

という事実がほとんど知られていません。取材オファーのために電話をすると、開口一番「広告料金を取るのだったら取材は受けない」とおっしゃる方がほとんどです。

 

メディアに出るか迷う前に、お店のポリシーをしっかり持とう

東部・伊豆地域の人々のおもな情報源は、テレビと新聞やチラシ、ポスティングされるフリーペーパー(フリーマガジン)など。自分から積極的に情報を取りに行こうという方はあまり多くありません。情報に対して受け身の方が多いんです。

地上波・ケーブルともに地元のテレビ番組の影響は絶大。静岡ローカル局の人気情報番組は夕方の放送が多いのですが、驚くことに、若者から年配者まで、じつに幅広い層が番組を見ているんですよね。

ただ、影響力が強すぎるメディアに出ると、「いちげんさん」がドッと押し寄せてきます。

一番反響があるのはテレビ放送。その大入り効果はだいたい2週間くらいが限界のようで、「いままで応援してくれていた常連さんが離れていってしまうのが嫌だから、メディアに出たくない」という声も多く聞かれます。

積極的にメディアへ出ない理由は様々ですが、

●静かでのんびりした雰囲気が店の売りなので
●料理や商品に手間暇をかけているので、一度に多くのお客様に対応できない
●ていねいな接客を売りにしているから
●お客様一人ひとりときちんとした関係を築きたい

などという、お店側の明確なコンセプトがあるため。また「少数のスタッフ(店主ひとりとか老夫婦だけとか)でやっているので、一時期の忙しさのために、わざわざ新しく人を雇うことはできない」というお店も多くありました。

そういうコンセプトやポリシーで営業しているなら、無理やりメディアへ出ようとしなくても良いと、私は思います。むやみやたらに集客するのではなく、「どんなお客さんに来てもらいたいか」ということが大切なのではないでしょうか。

 

10年前に比べて、お客様もお店も意識が変わってきた

長い間ローカルメディアに関わってきた自分から見て、ここ10年の間、地元のお店の営業スタイルがかなり変化してきたように感じます。
とくに老舗や個人経営の店に多いんですが、「口コミだけで集客できている」「常連客だけでこじんまりと営業していきたい」という方が多くなってきたことです。

インターネットを気軽に利用できるようになり、常連さんへの営業活動や通信販売がお店自身の手で、しかもコストをかけずにできるようになったから、という理由が大きいでしょう。

お客様の立場からすると、田舎は単身者が少ないのと、地元の人々同士、横のつながりがしっかりとしていることも大きい。やはり「どうせ飲食や買い物するのだったら、経営者の顔が見える地元の個人店を応援したい」という人が増えてきているのかもしれません。

最近、経営不振に陥る大規模なチェーン店が多いという話をよく耳にします。地元の個人店を応援したいという人が増えていたり、個人店のほうがクオリティが高く、安心・安全な料理や魅力的な商品が買えるっていうのも、チェーン店の人気が下がってきた原因のひとつなんじゃないでしょうか(経済とか勉強したことないので、間違ってたらごめんなさい)。

ここ数年で、消費者の「物を買うことに対する意識」や「商品の選び方」の大きな変化が、取材をしていて肌で感じます。

「消費者」は、メディアにとって「読者」「視聴者」です。

そういう世の中の気運にしたがって、地元メディアも企画の内容や情報の伝え方を考え直したほうがいいんじゃないか?と、最近そう思うようになりました。