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伊豆在住ライター小林ノリコの伊豆グルメ情報+∞ (仮)

毎週火・木曜更新。 covanonwriting.themedia.jp/

休職中のライターさんへ伝えたい、プロだからこそ心がけるべき3つのこと

 2~3年前から少しずつ、フリーランス・ライターとして本格的に仕事をする準備を続けてきた。けれど、長く編プロで培ってきた技術がなかなか蘇って来なくて、作業自体に時間がかかってしまうことが多い。

約10年何も考えず、ただもくもくと取材をし、当たり障りのない「優良記事」を製造していたため、「人と会話をする」「自分の頭で考えて自分の言葉で書く」ことができなくなっていた。

そりゃ家族とは日常会話をするけど、ほとんどが業務連絡とグチを延々と聞くだけ。受身の体制でしかコミュニケーションを取っていなかったのだ。

10年間やってきたライター仕事は、思えば、私でなくても出来る仕事ばかりだった。取材といってもフォーマットがあって、相手に聞くことや書く事はだいたい決まっていたので、自分の頭で考えて取材することは必要なかった。本文の文字数も極端に少なかったしね。

東京の編プロで働いていた時は、1日2回インタビューの仕事をして記事をまとめたり、評論的な原稿だって短時間でガンガン書いていたのに、いったいどうやってそんなに素早く書いていたのか、まったく思い出せない。記憶喪失もいいところだ。得意だったインタビューすら、現場で培ったテクニックをすべて忘れてしまっていた。

 

もう、こうなってくると、準備じゃなくてリハビリだよね(爆笑)

今もまだ実地をやりながらリハビリしてるところだけど、バリバリやっていた時の感覚を忘れると、それを戻すのに、忘れた期間の倍以上の時間がかかるのだ。だから、いま産休や病気とかで休職中のライターさんは復帰したいときにすぐ戻れるよう、毎日「聞く」「読む」「話す」「まとめる」「書く」、この5つを磨いておいたほうがいい。

さて、その5つを磨くために、どんなことを心がけたらいいのだろうか。現在リハビリを続けるなかで重要だと感じたことを3つ挙げようと思う。

 

毎日ブログを書くこと
ほんと、コレ大事!毎日がダメなら、週2~3回更新から始めてみて欲しい。サッカー選手が靴やボールを毎日磨くように、ピアニストが毎日鍵盤に触れるように、力士が毎日柔軟体操を欠かさないように。書く事を強化したいのなら毎日文章を書いていないと、ピタッと書けなくなってしまう。文章が脳からにじみ出てこなくなっちゃうの。

「じゃ、気が向いた時に書きますわ」。アホ!それじゃダメだ!書いて書いて書きまくるのじゃ!書けばどうなるものか、迷わず書けよ!それがライター魂を持続させる方法でもあるのじゃ(って最近気づいたゴメン)。


「なんで?なんでどす?」を忘れない
思わず、朝ドラ『あさが来た』の名セリフを織り込んでしまいましたが(笑)。要は疑問を持ち、自分で考える癖を忘れないこと。休職や子育てで世間から離れると「考えること」を忘れがちなので、これはマジ大切。

人の話を聞いていてもテレビやラジオを視聴していても、常に疑問を持つ。自問自答する。調べたり人に聞いてみたりする。身近な人でもいいので誰かと意見を交換する。ただグチを言ったり人の噂話をする井戸端会議ではなく、中身のある会話をすることが大事。

続けてると思わぬところで、イケメン婚約者がパチパチはんをプレゼントしてくれるかもしれません(ねーよ)。

文化を吸収すること

図書館で本や雑誌を読んだり、コンサートへ行ったり、展覧会や映画を見たりする。

主婦やってると日頃ご近所以外へ出かけなかったりするけど、できるだけ遠くの大きな街へ出かけて行って、珍しいものを見たり聴いたりする。どんなものがいま現在の主流なのか、世の中の関心を知って感覚を磨いておくといい。見たり読んだりしたあとは、ブログに書くと一石二鳥です。

 

私自身もまだできていないことがあるけど、実際にやってみて10年間これを忘れずにやり続けていたらなぁ……と後悔しきりだったので、貴重な人生の時間を無駄にせぬよう、会得した技術は感覚を忘れないように心がけて欲しいと思う。

 

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