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伊豆在住ライター小林ノリコの伊豆グルメ情報+∞ (仮)

毎週火・木曜更新。 covanonwriting.themedia.jp/

静岡県の雑誌・書籍の出版元に告ぐ。お前ら死人みたいな目で媒体作ってんじゃねえぞ!

約10年間、地元・静岡のさまざまな紙媒体に関わってきました。

その間、世界中・日本中のメディア、とくに紙媒体の業界自体の役割が大きく変化しました。それなのに、地元メディアの紙媒体に対する考え方はまったく変化していません(最近、1媒体だけ、可能性のある雑誌を発見しましたが)。

10年前と何ら変わらず、変えようともしない。その中でもがけばもがくほど、出版業界の変化と地元の紙媒体のズレの大きさを感じずにはいられなくなりました。

なので、地元のメディアとはしばらく距離を置かせて頂こうと思います。

 

挑戦せず、企画力なし。編集者不在の地元紙媒体

10年前にUターンしてきたばかりの時は、地元メディアには独特のやり方があるのだろうと思い、ある程度割り切ってやってきました。

地元メディア自体が自身のブランド力を知らず、地元で紙の媒体を持つという意味を自覚していていないように感じます。今後、自社の紙媒体がどう発展するべきか、制作側が全く考えていない。なぜ売上が上がらないのか、考えてるようで考えてない。

 

とにかく、「編集者」が不在の書籍・雑誌が多すぎる。これに尽きます。

 

タイトルに「静岡」ってつければ独自性が出ていると思い込んでいる媒体。ただの店舗紹介で終わっている媒体。掲載店の調査も精査もせず、「とにかく店舗紹介の軒数を多く載せればいい」という媒体のお仕事は、昨年からお断りすることにしています。

 

まだ需要がある紙媒体だからこそ出来ることを見つけよう

地元の店舗紹介に徹したカタログのような雑誌や書籍は、書店に並べば一定数は売れます。そういった書籍・雑誌は、地方ではまだまだ需要がありますので。

未だパソコンやスマホを情報源にしていない人が多いですし、「ターゲットは20代~30代の独身女性や独身男性」と設定していても、実際に読んでいるのは「30代半ば~50代・60代の既婚女性」だったりします。インターネットが主流になりつつある今でも、気に入った雑誌や書籍は必ず買ってくださる世代です。

カタログのような「店舗紹介」の本であれば、巷で無料配布している広告会社のフリーペーパーや、商工会・町おこし団体発行のパンフレットやフリーペーパーがいくらでも作っています。中には、書店で売っている旅雑誌よりも詳しくて、デザインも素敵なパンフレットがあるくらいです。

自治体で作っている冊子などを見ることができる、スマホのアプリもあります。しかも無料なんですよ、これ。

www.shizuoka-ebooks.jp

個人のtwitterアカウントや店のfacebookをフォローしたほうが情報も早いし。地元発の雑誌やムック本を作るならもっと別の役割を探した方がいい。今は、市町の広報誌だって、インターネットを通して無料で全国から見ることができる時代です。

www.jichitai.jp

ですから、書店で読者がお金を出して買ってくださる書籍・雑誌は、なおさら独自の路線を見つけなければならないと思うのです。無料誌でも読めるようなものを出してたら、わざわざお金を出して買う理由がないわけですよ。

静岡県の紙媒体が出す雑誌・書籍だからできること、紙媒体に固執せず発展できること、まだまだあるはずです。まずはちゃんとした「雑誌・書籍の編集者」を育てるところから始めてください。

 

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