伊豆在住ライター小林ノリコの伊豆グルメ情報+∞ (仮)

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若い人がなぜ自治体の役員になりたがらないか、行政はもうちょっと考えた方が良い

今年の3月末で、1年間務めた自治体の隣組班長の役割が無事終了しました。

しかし、本年度の●●委員(自治体の各隣組で毎年持ち回りで担当しているらしい)をやってくれる方がまったく見つからなかったので、まわりまわって結局、私に押し付けられることになりまして……残念ながら今年も、自治体とガッチリ関わることになってしまいました。

 

先日早速、●●委員会の初顔合わせに行ったんだけど、集った人たちはみんなお年寄りばかり。若い人の顔が見えない。

●●委員は行政が主導で動いているらしく、その担当者に「よかった~!若い人に来ていただいて。若い人にもっともっとこの委員会に参加してもらいたいんですよ!全然参加してもらえなくて」とボヤかれたんだけど、そりゃ当然だよなと。

 

その●●委員会の会合は、5月と9月と12月以外の毎月1~2回開催(そのほかイベントお手伝いの呼び出しあり)。平日の午後1時~4時まで拘束。1年間の任務が終わると一応、薄謝がいただけます。

 

なぜこのスケジュールなのかわかる?

ヒントは田んぼと畑だよ!

もうわかったよね。

 

主な農繁期(田植えの時期と刈り入れの時期)に加え、年末には基本やらない。

農作業は早朝~午前中が中心だから、招集は午後。
行政がいっしょに動いているから、イベント開催日以外、土日は何もしないのです。

 

地域で一戸建てに住んで隣組に入ってるような若い世帯って、大抵、小さな子どもがいますよね。

午後1時~4時って、子どものいる家庭は、お迎えとか下校とか塾(習い事)で、てんやわんやしている時間帯。フルタイムで働いている人だっている。

それなのに、託児コーナーも用意せず時間帯の考慮もせず、「なんで若い人は委員を受けてくれないのか」って聞かれても……ねえ……。

昔から住んでいて親と同居している若い世帯は、親と世代交代してまで世帯の代表になろうとする人はほとんどいないですし。


そりゃ年寄りしか来ないだろ。


そういえば、40年以上地元で美容院を経営してる叔母が「昔は雨の日に美容院が混んだものだけど、ここ10年ぐらいで、晴れている日が忙しくなった」と言っていた。

パーマのかかり具合の問題ではない。時代というか、世代が変わったのだ。

 

(わからない人のために解説すると、昔は農作業の手が空く雨の日にパーマをあてに来たが、その時代に美容院に来ていたお客さんは歳を取って、農作業を引退する人や廃業した人が増えたので、晴れた日に来るようになった。徒歩で来るお客さんが多いので、みんな晴れた日を選んで来る。雨の日はヒザ痛いし)

 

田舎の美容院でさえこの事実に気づいているのに、そういうところにいちばん敏感でいなければいけない行政は、まったく気づいていないんだ。いや、気づいてるけど、気づかないふりをしているのかも。

 

いや、もう、衝撃。
これたぶん、行政に言っても、何も変えないんだろうな。